気まぐれ日記 2022年12月

2022年11月はここ

12月1日(木)「中身の濃い歴史解説書・・・の風さん」
 今年も楠木誠一郎さんから翌年の大河ドラマに関する解説本が届いた。『謎解き 徳川家康』(講談社)である。昨年も児童書の出版部から同じ目的の本が出たのだが、今年も内容は恐ろしく深くて濃い、さらに正確。正確という表現をもう少し補間すると、諸説ある場合は併記しているし、根拠が確かでない場合はそのことをしっかり書いてある。小説の場合は、いちいち説明すると面白くなくなるが、歴史の解説書では、楠木さんのような姿勢はきわめて重要である。
 私は江戸時代を舞台に小説を長年書いてきたので、その時代の知識はいくらかある。しかし、江戸時代初期以前となると、まるで自信がないし、実際、無知に近い。昨年の『鎌倉バトルロワイヤル』(講談社)では、初めて鎌倉時代の概要を知った(笑)。今年は、『謎解き 徳川家康』で、戦国時代から江戸時代初期を勉強することができた。小説家の歴史解説書なので、歴史研究者の専門書とやや違った視点の記述もあり、同業者としてとても役に立つ。
 とは言え、児童書(とはとても思えないレベルの高い内容だが)としての編集がされているので、一般の読者も読みやすいし、諸説併記に注目すれば、来年の大河ドラマで、どの説を採用したか分かり、楽しいだろう。
 早くも今日から師走。あと1か月だが、やることが非常に多い。それらをすべて決着をつけないと、新年を迎えることができない。ひた走るしかない。……しかし、明日未明はサッカーの応援をしなければならない。これも重要。

12月2日(金)「勇気をもらったサッカー・・・の風さん」
 3時45分の目覚ましで、バッチリ起きられた(笑)。コスタリカに負けたことで、予選リーグ突破が難しくなった時点で、今朝の観戦・応援を決めた。チームはこのスペイン戦でも全力で戦うに違いない。その雄姿を見守ってやりたかった。……つうことは、負けると思っていたからだ。
 試合開始早々、スペインの圧倒的なテクニックにため息が出るばかりだった。ちょっとしか観なかったが、ドイツ以上だと思った。一人ひとりのパフォーマンスが素晴らしいのひと言だった。日本はボールを保持することができなかった。背の高い選手に上空からヘディングシュートを打たれて失点した時、私の気持ちはとにかく最後まで観戦・応援しよう、ただそれだけだった。しかし、プロの目から見れば、この前半はこれでよく、しかもよく1失点でもちこたえたということらしい。素人の私にはまったく分からなかった。
 後半開始と同時に、堂安と三苫が入って、流れが一気に変わった。ドイツの時もそうだが、チーム全体がアグレッシブに豹変したのだ。この変化にスペインがついていけないでいるうちに、素晴らしい形で2点入った。
 専門的なことは分からなくても、すごいパワーをもらえたことは事実だった。勇気と言い換えてもいい。
 早朝の3時間の観戦・応援のあと、3時間の睡眠補給をした。
 今日はシルバーさんが来て、庭木の剪定をしてくれた。梅だけは、来週、初めて私がやるので、そのままにしてもらった。
 今日は来年の児童書の内容について、あれこれと考えてみた。明文化までできなかった。明日へ持ち越しだ。

12月3日(土)「児童書の全体構想・・・の風さん」
 予想通り1週間で、PCの修理が終わって戻って来た。前回も1週間ほどでメインボード交換で戻って来たのだが、今回は違った。不具合が再現しないので、そのままで返却だと書いてあった! 半年ぶりに動作させようとして、ただしディスプレイを変更したが、操作を間違えたということか? 半分信じられない、半分ショックだった。ショックという意味は、こういうことには、大学生のころから自信があったからだ。特に、大学院では、実験的研究ということで、最新の計測機器を与えられ、分析機器含めて、それらを接続し、実験し、データをとることが得意だった。
 ま、とにかく、明日からの上京のことを考えると、PCの再立ち上げを試みる時間的余裕がない。とりあえず、梱包材を解いて、片付けておいた。
 昨日に続いて、来年の児童書の内容を考えた。初めての挑戦になるが、5巻シリーズものが前提条件だ。コンセプトは決まっているので、この5巻シリーズものという新たな課題にどうこたえるかである。古来三上(さんじょう)といって、アイデアが出るのは「鞍上、枕上、厠上」が多い。現役時代は鞍上(クルマを運転している時)がほとんどだった。今回のアイデアは枕上(寝ているとき)に近かった。目覚めた直後の半覚醒状態のときだった。
 何度も見学したことのある深川江戸資料館の資料を元にして、自分のアイデアをエクセル表にして、全体構想を考えていった。和算関係資料はたくさんあるが、『塵劫記』に加えて、加藤平左衛門著『趣味の和算』を参考にした。
 整理したエクセル表ができたので、PDFにしてエージェントに送った。
 サラちゃんとの交流を深めるため、夕方から長女がやって来た。

12月4日(日)「執念の和菓子購入・・・の風さん」
 目覚ましで早起きした。5日の関孝和314年祭では礼服が必要になったので、荷物が増えた。それでも、今日は、ホテルにチェックインする前に買い物が必要だった。
 名古屋で地下鉄に乗り換えて、中村公園駅近くの和菓子屋へ行った。関孝和314年祭のときに、この店の和菓子というか包み紙を持参したかった。なぜなら、この店の名前は孝和堂本店という(笑)。関孝和にちなんで作った名称ではないが、店名の由来は不明。とにかく「孝和」という文字が入っているのは珍しいので、持参したかった。
 新幹線車中では、上野先生の『数学フィールドワーク』を熟読した。真剣に読んだ。ツムツムをやっている余裕はなかった。
 名古屋で荷物が増えたが、まだ買い物があった。今日しか買えるチャンスはない。目指すは雷門前の亀十である。この間、そこの最中をいただいて、包みこみ不能な量の餡の迫力に衝撃を受けていた。そこのどら焼きも名物だということが分かったので、今度は自分で購入してみることにした。
 場所的には土地勘があったので、すんなりたどり着いた。店内に入ってすぐ追い出された。外に並んでくださいというのだ。見れば、歩道の外側、車道に沿って行列ができている。すき間があったので、そこに入ったら、通行の邪魔にならないように空けているだけで、最後尾はもっと向こうだと言われた。店から100メートル近く離れた。どれくらいの待ち時間ですかと担当者に尋ねたら、1時間くらいですとさらりと言う。
 執念で、どら焼きを2個買った。
 初めてのホテルにチェックイン後、深川江戸資料館へ行った。児童書の構想のためだ。閉館ぎりぎりまで見学した。

12月5日(月)「過密スケジュールの1日・・・の風さん」
 昨日とうってかわって、雨模様の朝になった。久しぶりに東京雨男になりかけている。コロナが終息していなくても、作家活動が元に戻りつつある証拠か(笑)。
 朝食後、早めにチェックアウトしたが、いつまで滞在していてもいいくらい、気持ちの良いホテルだった。料金は高いが、今回は全国割のおかげで、負担は軽減された(保有ポイントも使ったし)。早目にチェックアウトしたのは、久しぶりに関孝和の墓のある浄輪寺へ行くからだ。何度も行っているが、毎回迷った記憶がある。今日は地下鉄「牛込柳町」駅から徒歩で向かう。
 幸運にも駅の改札口の外で、亀書房の亀井さんと会った。秋田で会って以来だ。プライベートカメラマンも合流して、難なく浄輪寺に着いた。まもなく岩手県和算研究会の菅原会長や、神奈川和算研究会の知り合いも到着した。孝和堂本店の和菓子は、実行委員会の真島先生と菅原会長そして浄輪寺へ差し上げた。
 314年祭の服装で無知をさらけ出した。慶事だと思わなかった私は、黒いネクタイをしめていて、白や銀色のネクタイの先生方から笑われた。69歳にもなってこのザマだから、一生謙虚を忘れてはいけないと思う。住職さんの心のこもった読経による314年祭に続いて、円周率の石碑の除幕式もあった。エイトケンの加速法より200年も早く同じ方法で円周率を求めた業績は、子どもたちへ伝えていかねばならない。真島先生の情熱が石碑の形になった。石材店の話では、茨城県の石材を使い、刻印された文章は手彫りだという(現代は、コンピュータを用いたレーザー加工がほとんどらしい)。
 12時半のイベント終了と同時に会場を後にした(昼食抜き)。久しぶりに新潮社に挨拶に行き、その後、児童書のエージェントと合流して、来年に児童書の内容について意見交換した(一昨日送った資料にもとづいて)。
 帰りの新幹線車中でまた『数学フィールドワーク』を読み、晩御飯は自宅。今夜は片付けだけにして、午前零時からのサッカーワールドカップ、クロアチア戦に備えた。

12月6日(火)「サンルームも開放・・・の風さん」
 素晴らしい選手たちだった。もう後(あと)がないから応援したのだが、それよりもやはり選手たちのファンになったから応援する気になったのだ。ワールドカップに全身全霊をささげている姿は、古い人間である私から見れば男らしい、カッコつけた言い方をすれば武士道精神を感じる、現代に通じる表現なら神々しい(神ってるではなく)。
 チームプレーに徹していた彼らのためにも、PK戦の前に決着がついてほしかった(負けたにせよだ)。PK戦ではチーム力をやや出しにくいからだ。監督が志願制を採択したのも、チーム力発揮に近付けるためのアイデアだったろう。
 勝敗は悔しい結果になったが、あらゆる局面で(ピッチの中でも外でも、そしてサポーター含めて)チーム一丸となったパフォーマンスを見せてくれたことは賞賛に値する。日本人らしさを(人間としてのお手本を)見せてくれた。
 日中は日差しが暖かく、サンルームは快適だと思われた。ワイフの教室もお休みなので、急な生徒さんの出入りもない。そこで、サラちゃんのために、初めてサンルームを開放した。和室のときと同様に、そこに部屋があることは(ガラス戸を通じて)知っている。早速、探検に入って行った。上に登りたがる癖がないことは分かっているので、こちらも安心して見守っていた。何度も出入りし、サンルームの窓からさらに外の世界があることも確認していたが、心配するような行動はなかった。
 我が家へ来てすぐケージの中に入り、そこから出るまで1か月半かかった。保護猫サラちゃんにはケージの中が最も安心・安全な世界だった。サラちゃんにとって、ケージの外は、こちらとは反対に、人間という猛獣がいる檻の中なのだ。その檻の中へ飛び出したことは大進歩だった。それでも、人間という猛獣は怖いので近寄らない。最初は、LDK(つながっている居間と台所と食堂)だけだった。約2か月後の11月19日に和室を開放した。サラちゃんにとっての檻の中の面積が増えた。そして今日、さらにサンルームが開放された。檻の中の面積は2倍近くなった。その分だけ、ケージの中と同じような安心・安全に近付いたと思う。

12月7日(水)「アクアのタイヤ交換・・・の風さん」
 自分の都合だけでやるかやらないか決められない仕事がある。天気に左右される屋外作業が代表例で、ワイフのアクアの冬タイヤへの交換は、さらにワイフが使用しない時間帯という条件が加わる。
 今日がそれらの条件を満足する日で、私の都合などは優先されない(笑)。
 昨日、購入したばかりの油圧ジャッキ(パンタグラフ式)の操作を練習してあったので、前回経験した最大の問題点(手回しのジャッキでは超大変だった)は解決している。残る不安点は、アクアのタイヤが重くて、ボケ老人にはつらいことだが、それはどうしようもない。
 手順、段取りは迷うことなく作業を進めることができた。
 新たに発見した問題点だけ書いておこう。購入した油圧ジャッキの弁の開閉スイッチはしっかり操作しないと、ジャッキアップ時に、平衡状態が生じてしまうことだった。実は、昨夜、このパンタグラフ式油圧ジャッキの構造図をネットで探したが見つからなかった。なので、その辺のデリケートな構造が理解できていない(原理は分かっている)。あと、おまけとして、FFのアクアは前の方が重い。なので、前輪のジャッキアップは、いくら油圧式とは言っても、けっこう力が必要だ(手回しでは死ぬ思いだったが)。
 試運転をかねてGSまで走り、洗車をし、ついでにこの冬最初の灯油購入をしてきた。
 今年最後の旅は大阪になる。じゃらんを使ってホテルの予約をしたが、多くのホテルが旅行割が使え、お得感があった。

12月8日(木)「セミナーテキストが完成・・・の風さん」
 比較的重労働(昨日のタイヤ交換)をした翌日で、腰とかに不調が生じないか、少し心配していた。ごく普通に起床できた。大丈夫そうである。やはり活発に行動している方が、体調も維持できるようだ。
 体調に問題がなければ、もう仕事に精出すしかない。やることはたくさんある。
 日本数学協会の『数学文化』向けのエッセイ原稿を頼まれている。何を書くべきかなかなかアイデアが出てこなかった。それが、やっと今日、これなら私が書くべき内容になるだろう、と思われるものが見つかった。あらためて編集者からの依頼メールを読んでみると、的外れにもなりそうもない。締め切りにも間に合いそうだ。
 そのエッセイよりも先に締め切りが来るものがある。下旬のセミナーのテキスト用データの提出である。毎回同じ内容のセミナーだが、少しずつアップデートもしている。講義テキストを見ていて、PL(製造物責任)法に関する部分が気になった。消費者庁のHPを見ると平成の末年に一部改正があった。本質的な変更はないが、少し触れておくことにした。
 いつものようにパワーポイントで作成した資料をPDF化して事務局へ送付した。日程的に迷惑をかけることはない。やれやれ。
 相変わらず部屋の片付けや身辺整理が進まない。それでも、毎日数ミリずつ前進はしている。

12月9日(金)「やっとオンライン講演の準備を開始・・・の風さん」
 今日も条件が合って(タイヤ交換ではない)、サラちゃんにサンルームを開放した。
 サラちゃんと以前の猫たちとの違いは色々ある。和室を開放したときもそうだったが、新しい行動空間が得られても、すぐに飛び込まない。小さな空間の例として、段ボール箱や紙袋が床に置かれたりすると、そこへ飛び込む猫は多い。新しい物や、未知の空間に興味をもつらしい。サラちゃんにはそういった性癖がほとんど見られない。窓の外の世界に対してもあまり興味がないようだ。もしかすると、何か警戒しているのかもしれないが。
 簡易書留を出すために、JP分局まで行った。帰ってきてすぐインスタントラーメンの昼食にした。午前中はたいしたことをやっていないのに、なぜか疲労を感じた。しばらく仮眠することにした。
 ずいぶんと長い時間、寝てしまった。階下へ降りた。洗濯物を取り込み、サラちゃんのウンチの始末をし、続けておやつを与えていたらワイフが帰宅したので、僕らもおやつタイムにした。外はもう真っ暗である。22日が冬至なので、当分、日の短い日々が続く。ボケ老人は気が滅入る。1時間くらい前倒ししてほしい。今日のサンルームの開放もここまで。
 明後日のオンライン講演の準備をようやく開始した。いつものように、始めると次々にアイデアが浮かび、スライド作成が追い付かなくなる。案ずるより産むがやすし。生きている証だろう。

12月10日(土)「また半徹夜だ・・・の風さん」
 天気は快晴で風もほとんどなく、のんびり海でも見に行けたらいいのだが、当地に居住して30年以上になるのに、さらに退社して10年近くなるというのに、未だにそういった気ままな行動ができない。きっと時間の使い方が下手なのだろう。忙しい時でもそれなりの生き方はあるはずだ。貧乏性というのか、忙しくしていないと罪悪感すら抱いてしまう。もしかすると、まぐろの生まれ変わりかもしれない(笑)。
 ルーチン後、歩いて投函に行って来た。もっと歩かないと、本当にボケ老人になってしまいそうだ。
 あとは、明日のオンライン講演の準備だ。題材は吉田光由。『塵劫記』の著者である。もう20年近く勉強して知識を積み重ねてきた。年末に児童書も出る。児童書とは言え、本格的な内容が含まれている。妥協はしない。なので、講演するとなると、ネタだけはたくさんある。それらの中から何に焦点を当てて話をするか。それが最も重要だ。
 これまであまり講演で話したことがなかったので、候補となるスライドを作りながら考えた。しかし、すぐ凝り出すのが私の悪い癖だ。結局、どんどん時間が経過していった。最低限の準備ができたと思った時は、既に午前5時を回っていた。おにぎりを1個、いぶりがっこをおかずに食べ、風呂に入ってリラックスしてから就寝した。

12月11日(日)「講演をのりきった・・・の風さん」
 目が覚めたら11時近かった。13時からのオンライン講演の準備の残りがある。急がねば。食事は、ホットミルクとトーストのブランチだけで、頑張ろう。
 所有している4冊の『塵劫記』類似書の写真をiPhoneで撮った。室内照明下で撮影すると、影が写ってしまう。自然な太陽光が室内に入っているときは、この問題が起きにくい。良い写真が撮れた。スライド2枚に貼り付ける。
 旧執筆マシンで、作成中のPPT資料のリファインに取り組んだ。どうリファインするかは、今朝、未明に作業を中断したときからずっと考えていたので、スムーズにできた。完成した資料をUSBメモリに入れて、オンラインの時に使うMacBookAirへファイルを移動させた。文字のフォントなど見栄え中心に修正を加えた。講演では動画も見せるので、スライドに貼り付けてみた。うまくいった。
 12時半にZOOMを立ち上げ、上野先生とつなぎ、動画含めて資料の共有ができるか事前確認した。すべてうまくいった。Windowsマシンがオンラインで不調でも、MacBookAirが問題なく使えるので、本当に助かる。
 頑張り過ぎて講演スライドは63枚になってしまった。約10分の動画も紹介するので、のんびり話していると2時間くらいかかりそうだった。ところが、意外にもスムーズに話ができ、13時に始まった第7回SKIM(関孝和数学研究所の略称)レクチャーズは、ZOOM終了が14時半だった。私からすれば、理想的な講演時間だった。
 通算173回目になる講演を終えて、気分的に楽になった。この開放感がたまらない。

12月12日(月)「まだまだやることは多いぞ・・・の風さん」
 さあ次の仕事を頑張るぞ、と気合とともに起床したが、既にお日さまは高かった(笑)。
 次の仕事と言っても単数ではない、複数ある。しかも準備することがたくさんある。
 屋外での雑務もいくつかあるので、今日はその一つ、GSへ行って満タン給油してきた。多分このままで年を越すだろう。
 来週の近畿和算ゼミは、新幹線で往復する。今日は、先ず往路のスケジュール(切符)を確定した。懇親会があって宿泊する。ホテルは既に確保してあるので、復路のスケジュール(切符)は明日決める。なぜ明日かというと、翌日は久しぶりに大阪取材を予定しているからだ。懐徳堂について、また勉強する必要が生じた。
 『数学文化』のためのエッセイの仕上げに取りかかったが、意外と手間取って、途中までしかできなかった。これも明日の課題になってしまった。
 上野先生の本の解説は、まだアイデアが浮かばない。私(鳴海風)らしい書き方は何か、それに尽きる。かつて読み込んだ本を再び熟読しているのもそのためだ。本は軽い内容ではない。大学で使った教科書のように重い。数学や科学的内容がふんだんに出てくる。そういった教科書で真剣に学んでいると、私の場合、書き込みが増えてくる。この本もそうなのだ。どうやら解説の切り口はそんなところにあるのかもしれない。

12月13日(火)「7冊目の児童書・・・の風さん」
 昨日と同じように、たくさんある仕事を一つずつ前進させていく。
 JAのATMでシルバーさんの剪定代金を支払い、その足でドラッグストアへ行き、月2回のまとめ買いをした。今日はレギュラーコーヒーが安かったな。
 年末に出版される児童書の見本が届いた! 開封すると美しい装丁の本が出てきた。原稿枚数を150枚で切られて愕然として始まった仕事だったが、四六判でないサイズや、中の表紙にもカバーと同じ絵が施されていること、いつもサインをする部分にもデザインが施されているなど、嬉しい仕上がりになっていて満足した。書いた内容の勉強について言うと、20年以上かかっている。通算7冊目の児童書だ。
 エッセイの執筆の続きをした。ほぼ完成したが、送付は明日にする。ところどころしっくりこない部分がある。こういうのは寝かせておく必要があるのだ。
 来週の大阪取材計画を立て、復路のスケジュールを確定させた。
 今日も上野先生の本の再読をしながら、解説の方向を探った。時間がかかる。

12月14日(水)「多忙な留守番・・・の風さん」
 昨夜またメルカリ出品(雑誌)が売れたので、コンビニまで発送に行って来た。もう半年ぐらい出品していない。何とか年末ぐらいからまた出品したい。正月は財布のひもがゆるむだろうから。おっと、その前に、自分の財布のひもを締めておかねば(笑)。
 だんだん寒くなってきたので、書斎に石油温風ヒーターを持って来て稼働させた。
 ひと晩寝かせた効果があった。『数学文化』向けのエッセイをリファインして、編集者へ送った。これでまた重荷が一つ減った。
 今日は宅配が来そうなので、それが来ない時間帯(昼休み)を狙って、ルーチンをこなしながら hairdye を強行した。また出かけるからだ。……と、玄関のインターフォンが鳴った。郵便局である(笑)。そうか。郵便局は昼休み中でも配達するんだ〜。ご苦労様。あ、もちろん玄関には出られなかったので、インターフォンだけで応答し、ドアの前に置いて行ってもらった。
 心配していた宅配は、それも郵便物(ゆうメール)で、郵便受けに入っていた(笑)。さらに来客があり(今日はワイフが出かけていていない)、その対応もした。
 意外と忙しい留守番だったが、週末の大阪で使う講演資料の作成にも着手した。最後は、上野先生の本の解説で、これは手ごわい。しかし、粘り強く少しずつでもやっていく。

12月15日(木)「また売れた・・・の風さん」
 だんだん冬らしい天気になってきた。昨日ぐらいから風も強い。雨は降らないが、気温が低い。サラちゃんは長毛と言っていい毛並みなので、あまり寒そうには見えない。しかし、とうとうワイフが居間の石油温風ヒーターを稼働させた。
 政府の物価対策が複雑なので、暖房は石油と電気とどちらがお得か判断しかねる。判断ミスも愚かだが、省エネのつもりで風邪をひいたのでは、かえって非効率だろう。難しい世の中だ。無駄だけは抑制しよう。
 ルーチン後、やっと近畿和算ゼミ向けの講演資料の作成に取り掛かった。どういう風に構成したら、私らしくなり、そして聴講者が楽しめるようになるか、これも難しい。とりあえずベースになりそうな資料をどんどん作っていった。作りながら考えるといういつものパターンだ。
 上野先生の本の解説は依然として難航している。再読はかなり進んだ。おそらく初めて読んだときより真剣に読んでいると思う。中身の濃い本だ。鳴海風らしい視点で書くのが基本だが、その視点をぐっと下げる、つまり素人視点にした方が良いことに気付いた。内容の濃い本を上から目線で書けるはずもない。だからと言って中途半端もよくない。それならいっそ、下から目線で、という考え方だ。
 またメルカリ出品(古い本)が売れたので、明日発送しなければならない。一気に用事も片付けることにした。また忙しくなるぞ。

12月16日(金)「いよいよ最終コーナー・・・の風さん」
 午前中に一気に用事を片付けることにした。
 朝食後、キャメロンで出発。コンビニへ行き、昨夜梱包したメルカリ品を発送した。続けて、UFJのATMへ行き、キャッシュをおろし、JAのATMで入金操作をした……と書くと、何のことか分からないだろうが、家計からの借金を返済したのだ。これで借金なしで年を越すことができる。何もいじましい話だが、これが現実だ。
 JAのGC(直売店)で、当地のみかんの新ブランド「あまみっこ」を、秋田大会でお世話になった方たちへ送った。もちろんお世話になった方は数知れない。お礼の仕方は色々な方法を組み合わせている。今回は、合計6人分となった。宛先の住所一覧は、昨夜のうちにプリントしてあったが、クロネコの送り状を手書きで記入するのは大変だった。
 帰宅して、いよいよ最終コーナーを回った2つの仕事に、気合を入れながら取り組んだ。1つを先に仕上げようとすると、もう1つが中途半端で終わってしまいそうなので、交互にやる。それぞれ名称をA、Bとすると、A⇒B⇒A⇒Bといった感じだ。両方とも最低限の合格ラインに入れなければならないし、交互にやった方が、思考がいったんリセットされるので、効率が上がることも期待できる。

12月17日(土)「難物の原稿を送付・・・の風さん」
 昨日の続きで、今日もA⇒B⇒A⇒B作戦だ。
 しかし、近畿和算ゼミの講演の準備は、最悪日曜日に出発した時、新幹線の車中で、最後の仕上げができる。その分だけ仕事を残せる、と言うよりも、旅行の準備をしなければいけない。久々の大阪である。ただ行って帰ってくるわけではない。来年の仕事の企画のため、取材計画も立てねばならない。それをCと名付けるなら、今日はA⇒B⇒C⇒A⇒B⇒C作戦かもしれない。
 プロジェクト管理ではないが、細分化した業務を(意識して細分化はしていないが、頭の中では、適度に切り出してはいる)、たとえば、1階と2階を往復するたびに、少しずつ処理していった。
 午前零時過ぎに、AもBもCも、ほぼ合格ラインをこえた。奇跡としか考えられない。
 こうなると、もともと17日が締め切りだった解説の原稿だけは、もう少し完成度を上げて、今夜中に送付しなければならない。もう他の2つは何もできなかった。
 本来なら、1日寝かせるべき原稿を、そのまま送って、とりあえず締め切りを守った。やれやれ。とは言え、これからは編集者の力を借りて、さらに良い原稿にしなければならない。

12月18日(日)「3年ぶりの近畿和算ゼミ・・・の風さん」
 ワイフの教室が始まっていたので、駅まで歩いた。この冬初めてセーターを着たが、風が冷たくて寒かった。手袋も必要だったが、今さら帰れない。
 昼食用のパンとコーヒーを買って、新幹線に乗り込んだ。
 車中では、予定通り、講演スライドのリファインに取り組んだ。新大阪まで49分もあったのに、最後までリファインができなかった。さらに降りる準備を始めた時に、カリチューが電話がかかってきて、少々あわてた。キャメロンの修理のために持って行けるのが早くても24日になってしまう。それでも受け入れられるか、問い合わせようとしたが、電話に出なかった。そのことに気付いたカリチューからの電話だった。結論としては、OKだが、修理が手間取ると、年を越すかもしれないという。それは私も覚悟はしていた。あらためてまた電話で相談することにした。
 日曜日にもかかわらず、昨夜送った解説原稿を編集者が受け取ってくれ、このまま入稿するというメールがあった。これで、本当に重荷をおろした感じがした。ホッとした。
 2019年以来だから、3年ぶりの近畿和算ゼミである。何と言っても小寺裕先生の講演内容が面白かった。和算家の問題のとらえ方である。理解できても、なぜそうなのか、不思議な点が魅力である。
 私の講演は、秋田大会の記念講演をより詳細に説明する内容だった。『鬼女』執筆における、算額と天文暦学の追求プロセスをドキュメンタリー風に語ったのだ。
 その後、年末恒例の茶話会があり、さらに懇親会と続いた。やはりオンラインではなく、リアルな対面型での交流は、深い議論が人間の理解もからめながらできるので貴重である。
 その後、事務局の田村先生と2次会もしたが、お互いの理解を深める良い機会だった。

12月19日(月)「セミナーの準備をしていたら・・・の風さん」
 今日は大阪取材をして帰ろうと思っていた。しかし、寒いのであまり気合が入らない。さらに昨夜チェックインが遅く、寝坊してしまった(笑)。急いで朝食を摂りに行ったら、バイキング方式で、品数が豊富である。コロナ対策はもちろん徹底しているが、かつての日常に戻ったような感じがした。
 部屋に戻り、チェックアウト前に、2つのことをやろうと思った。ホテルのメンバーズ登録と、またもらえたクーポン(3000円分)の使い方の決定である。どちらもQRコードを読み込んでスマホでおこなうのだが、うまくいかない。べらぼうに時間がかかった。
 チェックアウトし、淀屋橋駅まで行く途中の懐徳堂跡を見ることはできた(今回2度目)。そこまでで、あとはクーポンを使うことにパワーを投入しただけで、他のことは何もできなかった。
 帰宅し、クーポンで買ったレアチーズケーキを食べて、大阪の旅を完結させた(笑)。
 明日は今年最後の仕事だ。名古屋で対面式の終日セミナーの講師をする。スーツとネクタイを用意し、さらに屋外を少し歩くので、防寒態勢も徹底して準備した。最後に、講演スライドをMacBookAirへ入れて、見栄えのチェックをした。すると、同じスライドが2枚入っていた。送付したテキスト用のデータをチェックしたら、それも同じのが2枚。品質管理の話をするのに、自分でヒューマンエラーをし、チェックも抜けて、不良を流出させたことになる。これじゃ示しがつかないわな(^_^;)。

12月20日(火)「充実したセミナー講師・・・の風さん」
 今年最後の外での仕事だ。完全防寒態勢で、家を出発した。土曜日と違って風が吹いていないこともあり、それほど寒くない。駅まで歩いたが、たまにしかはかない革靴のせいで、早くも足が痛い。
 名鉄と地下鉄を乗り継いでセミナー会場に着いた。
 実に3年ぶりだろう、オンラインの併用もない集合型セミナーだ。受講生との交流が密にできる集合型は、講師の私にとっても貴重な情報が得られ、勉強になる。世の中とつながっている気がする。幸せな仕事だ。
 オンライン開催よりも申し込みが多かったが、東北地方から参加される方が2名、昨日の大雪で公共交通機関がマヒしたため、参加を取りやめたという。気の毒だった。
 10時から17時までの終日セミナーは、内容的に高密度で終了した。全員は無理でも、何人かの受講生は手応えをつかんでくれたようだ。ベストを尽くすことができ、久々の満足感と充実感でいっぱいになった。
 その後、名古屋へ出ていたワイフと合流し、晩御飯を食べて帰宅した。結局、完全防寒態勢は、過剰で暑かったし、久しぶりの革靴で足の痛さと疲労が残ったが、セミナーの満足感と充実感の方がはるかに上だった。

12月21日(水)「保険の見直し・・・の風さん」
 スケジュールというか予定計画にしばられない日が、実に久しぶりに戻って来た。
 それでも、やることはたくさんあって、油断していると超多忙になるのは間違いない。
 とにかく一つひとつまじめに取り組んでいこう。
 19日が予定日だった浴室の防カビ燻蒸をするため、風呂洗いをした。幸い、寒くもなく、また腰とか首とかが痛くもないので、ちゃちゃっとやってしまおうと思ったが、ユニットバスの分解をともなう清掃は、それなりに手間がかかった。ホテルでは客が泊まったあとは必ず清掃をしているはずで、老人にはきつい労働だ。
 来年の確定申告へ向けて、出版社からマイナンバーの情報を求められる。今日は、2社目の書類を作成し、徒歩で投函に行った。しばらく歩いていて、マスクの装着をしていないことに気付いた。知人とばったり会ったときのためにマスクをしていくのだが、運よく誰とも会わなかった。猫が一匹、近くを歩いていたな。
 継続中の保険について、営業マンがやってきて、いくつか質問しているうちに、見直しをかけた方が良いと思い、見積もりをしてもらうと、毎月の支払いに変更はほとんどない。自分のライフスタイル以上に世の中が激変するので、保険も合わなくなっていた。

12月22日(木)「同級生の訃報・・・の風さん」
 今日も昨日に続いて、たまっている仕事の山崩しに、まじめに取り組むことにする。
 今月出版される児童書の献本・贈呈先をリストアップした。自分でも送るので、出版社に依頼する分がそれほど多くならないと思っていたが、けっこうあった。いつも通り、宛て名シールを印刷して、編集者へ送ることにした。慣れている作業だが、若者のように素早くはできない。結局、昼食を摂る時間もなくなった。
 JP分局へ行って、宛て名シールを郵送し、スマートレターも10個購入した。続けて、JAとUFJのATMを渡り歩き、最後にホームセンターへ買い物に行った。サラちゃんのお気に入りのおやつがなくなったので、それを探した(ワイフ曰く、近所のドラッグストアにはなかったとのこと)。運よく見つかったので、3個購入した。
 中学校の同級生から『鬼女』の感想メールが来た。感じるところがあったらしく、わざわざメールしてくれたのは嬉しかった。別の同級生の見逃していたメールがあって、それを読むと、同級生の訃報が書かれてあった。秋田へ行った時、病状が重いことを聞いていた。大切な同級生だ。一人でも失うのは悲しい。遠いけれど、復活した交流を続けるため、今後も秋田へは何度も行きたい。

12月23日(金)「50年前・・・の風さん」
 日本列島はこのところ強い寒波に襲われている。温暖な当地も気温が下がっているが、年間で最も冷え込む1月から2月が早くやって来たと思えば、それほど苦にならない。忙しい日々が続いていたが、アクアのタイヤ交換もしておいてよかった。時間的には今の方が余裕があるが、寒い中の屋外作業はやはりつらいものがある。
 買い物に出掛けたついでに、カリチューに電話して社長と相談。キャメロンの修理をお願いすることにした。12月後半の週末で、交通量はやや多めか。自分もそうだが、やれることは年内にすべて完了させておきたい。キャメロンを預け、代車で帰宅したが、今回はやや大きいクルマで、カーポートに縦列駐車するのがためらわれた。ドイツ旅行中のように、1回だけなら、無理してでも駐車するが、これから何回もそれをするのはリスクが大きい。ぶつける確率は低くても、何度も繰り返せば、いつかは失敗する。
 余裕ができたので、Amazonprimevideoで「パパと呼ばないで」の5話目を観た。番組そのものは非常に面白い。しかし、同時に、これが放映された50年前に想いを馳せるので、感傷的になってしまう。将来が不安で不安でしようがなかった19歳だった。しかし、何と幸福な環境で自分は育っていたことか!

12月24日(土)「新PCの動作確認・・・の風さん」
 今朝、名古屋で10cmの積雪があったという。当地は雪雲の通過から外れたらしく、雪の降る気配さえなかった。
 それでも寒いことは寒い。リビングも冷え込んでいて、サラちゃんも寒がっている可能性がある。しかし、ずっとリビングにいるわけではないので、石油温風ヒーターはつけず、キャットハウスの下に敷いたペット用ホットカーペットをONにした。このホットカーペットには表裏がないので、下に熱が逃げないように、ステンレスの板をさらに下に敷いてある。
 今日は新PCの動作確認をしようと思っている。パソコン関係で新しいことをやろうとすると、ドツボにはまってしまう恐れがある。そこで、先に、雑務を処理することにした。
 ルーチン後、トイレと長男の部屋の延長した電気コードにカバーを取り付けた。しばらく遠方に出かけることもないので、カバン類を片付けた。そうこうしている間に、今日もゆうパックやクロネコが届いたが、次女からサラちゃんへのクリスマスプレゼントがその中にあって、開梱したら、妙な物が出てきた。蛇腹のトンネルになっていて、先にボンボンがぶら下がっている。猫用の大きなオモチャだった。
 修理に出して、再現せずで戻ってきた新PCを書斎に持ち込み、いきなり接続はせず、机の上で動作確認をした。一度修理に出したという前科はあるものの、以前はちゃんと動作していたわけだから、ちゃんとしたステップで操作すれば立ち上がって画面にも出てくるかもしれない。慎重に慎重に操作していった。
 不思議なことにちゃんと動作した(笑)。どうやらディスプレイとの接続手順が不備だったらしい。秋田へ持って行こうと思って急遽購入した(結局、荷物になるので持って行かなかった)ディスプレイである。これまでの旧式のディスプレイよりはいくらか新しいので、手順を間違えることはあり得た。ま、とにかく、これで明日から、新しいPCの再立ち上げに挑戦できそうだ。

12月25日(日)「新PCの接続完了・・・の風さん」
 起床後、何となく元気がない感じだった。それで、朝のストレッチは半分程度にしておいた。
 新PCがちゃんと動作することが分かったので、今日は、机の背後の本来の位置に設置して、接続関係をほぼ元に近いところまで復活させた。コード類をいくらか束ねて、再接続時に迷わないようにした。1か所、2つの変換器を使っているところがあり、1つになるようにアマゾンに発注した。
 直前まで使っていたPCの中のデータは、それ以前のPC群(と外付けHDDやメモリ)のデータと一緒に、外付けのシリコンディスクにすべて保存した。このシリコンディスクが、今後のメインバックアップ先となる。
 新PCを完全に使いこなせるようにするためには、今後はソフト(アプリ)類の移動や新規インストールが必要で、それにはだいぶかかる。できれば、年末・年始も作業を続けて、新年の本格稼働に間に合わせたい。今日は、とりあえずルーチンの1つであるホームページ作成作業ができるように、ホームページビルダーの移動と、MSIMEへの登録単語の移動(6千語以上ある)を完了させた。
 師走になると、知人や友人たちから贈り物が次々に届く。私はお礼や感謝のつもりで何らかの品物を送ったり渡したりしているのだが、その返礼が来てしまうので、申し訳なく思う。
 疲労感が十分抜けないまま夜になってしまい、就寝前にAmazonprimevideoで「ワンダーウーマン」を観た。典型的なエンタメで、こういうパターン(理屈抜きのストーリー展開)も身につけなければならない。

12月26日(月)「疲労感・・・の風さん」
 今日も昨日と似た感じで起床。外は風が強く寒そうだ。風が穏やかにならないと屋外活動や外出は気が乗らない。
 スキャナーを使おうとしたら、新PCにドライバーをインストールしていなかった(と勘違いした)。ネットで検索して、Windows11用のドライバーをインストールした。ついでに階下のプリンターのドライバーも、と思ったが、Windows11対応はなかった。階下のプリンターはCD面に直接印刷できるので、簡単にお払い箱にできない。
 続けて、年賀状作成のために筆ぐるめ30をインストールした。筆ぐるめ28に保存してある住所録やオリジナルデザインのレイアウトデータをUSBメモリに入れて、新PCへ移動させた。一つひとつ間違えないように慎重に作業をしたので、すげえ時間がかかった(笑)。筆ぐるめ30には、卯年と辰年の年賀状デザインが入っているので、来年末にも使える。
 その筆ぐるめ30で年賀状のレイアウトを考えた。年内に出版された4冊の表紙の画像を入れるので、そのスペースが取れるデザインを選択した。文章も考えたが、こういったデザインは決断力のある(いじいじと迷わない)私には楽勝だ。
 最後に、送付予定リストを筆名と本名に分けて作成してプリントした。これは毎年のルーチンである。
 夜になって、また疲労感に包まれた。Amazonprimevideoでブルース・ウィルスの「コズミック・シン」というSF映画を観た。昨日以上にエンタメで、特にセリフはほとんど意味不明(笑)。

12月27日(火)「衝動買い?・・・の風さん」
 カリチューから連絡がないので、修理に時間がかかっていて、年内の引き取りはないと思った。
 代車で外出。JAからUFJ、JPとATMを渡り歩いてお金の移動を完了。この操作は年を越したくなかった。
 ドラッグストアでまとめ買いしたあと、今度は自宅と反対方向へ走って、GSで灯油を購入したついでに代車にも10リッター給油しておいた。
 年賀状の印刷をすべて終了した。約200枚、1枚の印刷ミスもなかった。満足して、ワイフに自慢した(笑)。そのワイフは、今日やっと5回目のワクチン接種だった。
 カリチューから電話があり、修理が終わったという。明日が仕事納めだというので、明日引き取りに行くことにした。
 解説のゲラがPDFで届いていて、著者校正をして返却しなければならない。半年以上前に、PDFソフトの購入を検討していて、購入資金はAmazonギフトに換えてあった。セミナーのテキストデータもPDFで渡してあり、PDFソフトは必要品だ。MFのソフトは編集や圧縮ができないので、使い勝手が悪い。そこで、新PCの再立ち上げに合わせて、本格的なソフトの購入を予定していた。とはいえ、価格はかなりのものになる。ネットで商品の比較解説を読んでみた。すると、年月が経過した間に、一般向けの安価なソフトが進化していることが分かった。私はそこの会員なので、久しぶりにアクセスしてマイページを確認すると、バースデープレゼントとおまけで、1500円オフになることも分かった。即購入決定。
 Amazonギフトが余ったので、以前から購入を検討していたApplewatchの品定めをした。目的は心臓の異常発見である。ついでにお洒落な充電器をポイントでゲットした。当面の出費(口座の目減り)なしなので、すごく得した気分(^_^;)。

12月28日(水)「神降臨!・・・の風さん」
 午前中にJP分局まで行って、年賀状を窓口で渡してきた。大きな仕事を一つ終えた気分。
 昼食後、解説のゲラの著者校正を開始した。昨日購入したソフトのおかげで、PDFで直接校正ができる。
 先週来宅した保険会社がまた来た。先週決めた変更内容に沿って、さらに手続きを進めた。正式な処理は年明けになるが、営業マンは年内にやれるところまで終えておきたかったようだ。私も同じ気持ち。
 その後、ゲラの校正の続きをやって、編集者へ送った。この出版社も今日が仕事納めである。
 代車で出発。ホームセンターで買い物をし、いったん帰宅してそれを置いてから、また出発。途中のコンビニでも買い物をし、最後に修理代金のためにUFJでキャッシュをおろした。カリチューに着き、車輪の向きを変えるロッドを保持する部分のブッシュ(ゴム部品)を交換したという説明を聞いた。老化しても部品の交換ができる機械がうらやましい(笑)。
 自宅までは35キロ近くある。10キロくらい走ったあたりから、異常を感じ始めた。ローギヤで発進するとき、いきなりクラッチがつながったような感触があり、エンジンも止まってしまう。これが何度か繰り返されているうちに、程度がひどくなった。最寄りの駅まで来た時点で、発進できなくなった。すぐエンストしてしまうのだ。カリチューに電話して相談したあと、JAFへ電話し、トラックに積載して自宅まで運んでもらうことにした。
 当初1時間40分待ちと言われたが、50分ほどで来てくれた。JAFと契約している整備工場の人で、キャメロンを操作してすぐ、「レリーズの不具合ですね」と診断された。クラッチディスクは油圧で操作される。クラッチディスクを動かすのがレリーズシリンダーである。「クラッチディスクのストロークが短くなっているようです」
 この人は、信じられないことに、不具合のあるキャメロンを見事なアクセルとクラッチ操作で動かして、トラックに積載してしまった。その他にも有益な情報をたくさん教えてくれた。まさに神!
 キャメロンは裏の土地に安置し、年明けにまたドック入りだ。

12月29日(木)「執筆の仕事が終了・・・の風さん」
 運動不足になってはいけないので、徒歩で投函してきた。
 キャメロンの昨夜のトラブルでは、何度もエンストした。夜間でライトをすべて点灯していたので、バッテリーが弱ったと思う。それでなくても、冬場はバッテリーには負担が大きい。久しぶりに充電器を小屋から引っ張り出して、充電することにした。充電は自動だが、「FULL」の表示になった後も、12時間くらい維持充電(注ぎ足しだろう)しろと説明書に書いてある。今日だけでは足りないので、明日もおこなうことにする。
 日本数学協会の『数学文化』向けエッセイのゲラが出てきたので、著者校正をして返送した。いつも感じることだが、編集者の指摘はとても重要で、私が気付かなかったことをしっかりチェックしてくれる。これで、原稿執筆の当面の仕事はすべて年内に決着がついた。執筆に追われていない状態で年越しができるなんて、ここ5年以上なかったことだ。
 夕方、ワイフのアクアで近所の散髪店へ行った。「あれ? いつものクルマ、どうしました?」と感度の高いマスターから質問され、散髪の間中、クルマの話ばかりしていた。
 やっとワイフが年賀状を作成する気になった。毎年こんな状態だ。晩御飯後、書斎にやってきて、私の執筆マシンで年賀状作成ソフトを立ち上げ、自分の年賀状を作り出すわけだが、私が横にいることは必須である。なぜなら決断力に欠けるワイフは、どうしても私の意見を求めることになり、結局、私がマウスとキーボードを操作するこになる(笑)。
 午前零時過ぎに、年賀状のデザインが決まり、とりあえず何枚か印刷もした。明日中に印刷と投函を完了できるようにサポートしたいが、年末の30日だ、きっと無理だろうなあ。

12月30日(金)「次女が里帰り・・・の風さん」
 月初恒例の掃除を今日、年末の大掃除を兼ねておこなう。除外するのはカレンダーの更新だけで、それは明日だ。
 並行してキャメロンのバッテリーの維持充電。今日だけでも足りないので、明日もだな。
 そうこうしている間に、クロネコが荷物を持ってきた。注文したのは自分だが、ご苦労様の言葉に心をこめた。
 昼食前に、ワイフと墓参にも行った。いつも夕方の人気のない時間帯だが、さすがに今日はいるいる(笑)。前回発見して不要な撤去をした泥バチの巣は復元されていなかった。自分の無知を再認識して、反省反省。
 夕方、次女が単身里帰りしてきた。昨年に続く活動で、リフレッシュを兼ねている。凛ちゃんと留守番の夫の理解があるからだ。感謝感謝。次女がサラちゃんのオモチャを含めてたくさんお土産を持ってきた。私にはドイツ製の万年筆も(高級品ではなく、趣味の文房具)。インクカートリッジが詰まるというトラブルがあったが、見事に解決した。なかなか書き味もグッド。ホットタイム後、サラちゃんの調教(笑)が始まった。凛ちゃんの経験があるせいか、手際が良い。
 原稿に追われていないので、夜、今日届いたAppleWatchを開梱した。こういうものに興味を持たせてくれたのは、かつての部下で、あれから何年たつだろう。やっと自分のものとして使いこなせそうな状況にたどり着いた。
 初期設定をほぼ終えた。iPhoneとペアリングしているので、使い勝手が良い。デザイン的には大満足。

12月31日(土)「カウントダウンへ・・・の風さん」
 次女のお陰でサラちゃんが活発に動く。今日は日差しも期待できるので、和室とサンルームに加えて、初めて廊下をサラちゃんに開放した。最初は警戒していて、いったん廊下に出ても、常に背後を気にしていて、何かに驚くとすぐリビングの方へ走って戻った。これが何度も繰り返されているうちに、夜には、サラちゃんだけで二階へも往復するようになった。まだ廊下と踊り場しか開放していないが、明日以降、ドアを一つずつ開けて、さらに行動できる範囲を広げていく。
 キャメロンのバッテリー充電(維持充電)3日目を終えて、クルマ全体をカバーで覆った。早ければ年明けの4日、遅くとも6日にはドック入りすることになる。それまでは運転できないので、カバーで覆ったのだ。
 新PCに名刺管理ソフトと動画記録ソフトをインストールした。これでほぼ日常使用ソフトはすべてインストールできた。新PCの機能や性能は、あらゆる点で前の執筆マシン群を上回っているので、Windows系としては、万全の執筆体制になる。一方Macintosh系は、およそ1年前に更新を終えているので(AppleWatchも加わったし)、年明けにiPhoneをバージョンアップするだけで、こちらも万全の体制となる。
 最後に年末なので、カレンダーもすべて更新した。
 リビングにホットカーペットも敷かれ、年越しの準備もできた。
 次女が里帰りしているので、アルコール類も次々に栓が抜かれ、食卓はぜいたく品(と言っても貰い物ばかり)が並び、年越し蕎麦も食べ、あっという間に、カウントダウンに突入した。


2023年1月はここ

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